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勉強でもスポーツでも、「頑張ろう」と心に決めても、三日坊主で、挫折してしまった経験は、誰にでもあると思います。

やりたいと思って始めたことなのに、お金も時間もかけて、周りに「さあ、やるぞ」と宣言して始めたことなのに、どうして続かないのでしょうか?

一体どうしたら、一度決めたことを、続けられるようになれるのでしょうか?

そもそもやる気はどこにあるの?

やる気のもとを探して、それを刺激して、持続できたら素晴らしいのにと思いませんか?

受験や就活シーズンに向けて、子どものやる気をアップするには、どうしたらよいでしょうか?

心理学の理論をもとに考えてみたいと思います。

自己効力感

自己効力感とは、自分がうまくできるかという可能性の認知のことです。

カナダ人心理学者アルバート・バンデューラが提唱したものです。

自己効力感を生み出す基礎となるのは、

・達成経験・・・自分が何かを達成したり、成功した経験で確証が与えられる。

入試に合格、資格試験に合格、スポーツ大会で入賞、コンテストで入賞、新聞や雑誌に掲載、表彰されるなど

・代理経験・・・自分以外の他人が何かを達成したり、成功したりするのを観察することにより、自分にもできるという信念になる。追体験できる。モデリング学習。

偉人の伝記、小説、成功物語、ドキュメンタリーの記録映画、テレビ番組やネットで成功ストーリーを知る

・言語的説得・・・自分に能力があることを言葉で説明されること。励ましが努力に影響する。

・情緒的喚起・・・いけるかも、ダメかもという感情的変化で、自己効力感は、上下する。

スキナーのオペレント条件づけ

アメリカの心理学者B・F・スキナーが行ったスキナーボックスの実験ですが、ある箱にネズミを入れ、ボタンを押すとエサが出てくる仕掛けを作ります。

ネズミがたまたまボタンに触れたら、エサが出てきて、その後、ネズミはボタンを押しつづけるというものです。

これを人間に置き換えると、自分の取った行動に関して、成功や賞賛などの「報酬」が与えられると、その行動を繰り返す可能性が高まるというものです。

この報酬のことを、行動を強化することから「強化子」と言います。

この場合は、自発的に行動していることがポイントで、そこに「強化子」が与えられると。繰り返す頻度が高まります。

強化子でやる気が持続できる?

「褒められたから、頑張ろう」「成績が上がったから、頑張ろう」は、正の強化と言います。

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勉強して褒められる、成績が上がり認められる、自分で精一杯、頑張ったと思うのは、正の強化です。

「叱られたから、やろう」「周りから言われたから、やろう」は、負の強化と言います。

先生や親に叱られて、言われて勉強するのは、負の強化です。

負の強化の場合、しかられない、言われない、罰則がないときなど、行動しなくなります。

報酬の与え方は?

スキナーは、強化の与え方も実験しています。

それによると、何かをすれば、必ず報酬がある(全強化)より、時々不意に与えられる報酬(部分強化)の方が、集中することがわかりました。

全強化では、報酬が受けられなくなると、自発的に行動しなくなりました。

最も集中し、やる気を起こさせるのは、不定率強化の報酬で、いつもらえるかわからないことが、より行動を強化するので、ギャンブルとよばれています。

驚きのサプライズや感動が、人間をいい気分にさせ、刺激となり、やる気をアップさせるようです。

内発的動機づけと外発的動機づけ

内発的動機づけとは、自分の関心や興味で楽しんですること。達成感や満足感が出ます。

・自発的なため、行動が持続する。工夫することや生産性が上がる。

・一生懸命するので、お金や地位や名誉が同時に得られる可能性が高い。

・本人の興味や関心がないと動機づけにならない。

・長期的視野が必要。

外発的動機づけは、お金、名誉、周りからの圧力や評価、強制のためにすること。お金や名誉、強制がなくなれば、やめてしまいます。

・お金や評価は、目に見えやすく実践しやすい。

・お金や評価が満足すれば、内発的動機づけのきっかけになる。

・動機づけが簡単。

・短期間で効果が出る。

・お金や評価が低いと、成果や持続性が出にくい。

・お金や評価を、もっと高く要求するようになる。

・お金や評価ばかり気にして、内的な喜びや楽しみが感じられなくなる。

まとめ

やる気(モチベーション)の元は、達成体験と代理体験にあるので、

子どもの中にある、達成体験と代理体験を引き出してあげる。

励ましや「いけるよ」という周りからの言葉がけは、やる気を高めることに影響する。

報酬(励まし、賞賛、実績の評価、お金)は、マンネリにならないように、サプライズに、より力を入れて行う。

お金、周りからの圧力や評価は、短期間なら成果は出やすいが、内的動機づけ(興味や関心)を下げてしまうので、大きな成果や持続性が出にくい。

内発的動機づけ(子どもの興味や関心)を大事に扱い、子どものやりたい気持ちに寄り添い、長い目で見て、応援して、励まして、認めて行くことが、一番大事ですね。

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