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こどもにプレゼントしたい本は、「たいせつなこと」マーガレット・ワイズ・ブラウン作です。
子どもが、学校生活を始めると、自分と他者を意識し始めます。
和を尊ぶ日本では、協調性が尊重され、個性が育ちにくい傾向があります。
自分の個性を抑圧してしまうと、息苦しくなり、自分らしさを見失うことにもなりかねません。
自分であることに誇りを持って、息苦しくならないように、あなたがあなたであることの大切さを、この本を通して、シンプルに伝えられたら良いですね。
この絵本は、アメリカで半世紀も読み継がれている絵本です。
翻訳者は、内田也哉子さん、昨年亡くなった樹木希林さんの娘さんです。
最後のページにある手書きの言葉「あなたがあなたであること」は、本木雅弘さんの自筆です。
内田也哉子さんは、インターナショナルスクールに通われ、留学もされています。
この本は、長い海外生活の中で、大切にされていた本で、ご自身の子育てにも生かされているように感じます。
本の内容ですが、
グラスにとって大切なことは?から始まります。
何だろうといろいろ考えて、
導き出した答えは、
すけて見えること。
グラスにとって、すけて見えることが大切なこと。
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では、
スプーンは?
ヒナギクは?
雨は?
草は?
雪は?
りんごは?
風は?
空は?
靴は?
そして、あなたにとって大切なことは、「あなたがあなたであること」で、締めくくられています。
この本をプレゼントされた子どもは、自分について、あれこれ考えるかもしれませんし、
よくわからないと答えるかもしれません。
あるいは、よくわからないけれど、なんだかほっと安心する子どももいるでしょう。
自分がなんだかわからないモヤモヤは、誰にでもあることに思います。
ただ、あなたはあなたであり、唯一無二の存在であることが、この本から感じ取ることができれば、それでOKです。
子どもの可能性は、未知数です。
なんにでもないことが、あらゆる可能性を伸ばします。
今は、よくわからない存在だけど、あなたはあなたであることを大切にして行けば、きっとあなたらしさが自然と生まれてくるでしょう。
この本を通して、子どもが、自分の内面を見つめ、自分について考えるきっかけになれば良いですね。
→たいせつなこと [ マーガレット・ワイズ・ブラウン ]Rakuten
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