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受験やプレゼンなどの発表の時に、緊張してドキドキしたり、足が震えてしまう。

丁寧に準備しても、当日、緊張して体がうまく動かなくなったり、頭が真っ白になってしまう・・・。

実力がうまく出せず終わってしまうことは、本当に悲しいことです。

自分はあがり症だからと、チャレンジに臆病になってしまうのはもったいないですね。

今日は、緊張とうまく付き合う方法を考えたいと思います。

恥の文化

アメリカの文化人類学者のルース・ベネディクトは、「菊と刀」で、日本人の国民性を世間体や他人の視線を気にすることから「恥の文化」と考察しています。

それに対して、欧米の国民性については、神という絶対的規範があり、それに反した時に強い罪の意識を持つことから、「罪の文化」と呼びました。

日本人は、他者を意識し、他人に気配りができるからこそ、細やかな、おもてなしの心が育つという面もあります。

また、人に迷惑をかけてはいけないとする意識は、和を乱すことなく、礼儀正しく、規律正しい面として現れます。

大事な時に、緊張したりするのは、失敗して、格好がつかなくなったり、居心地が悪くなるという、他者を意識する心理が働くからのようです。

しかし、過度に意識しすぎると、迎合しすぎたり、我慢しすぎたり、失敗を恐れる心理になります。

真面目で、誠実な日本人だからこそ、失敗してはだめ、失敗は許されないと考えてしまうようですね。

ドミナント(優位)反応

アメリカの心理学者のザイアンスは、緊張や興奮状態では、よくとられてきた行動を取りやすいと分析しています。

つまり、普段からの地道な行動の積み重ねが、ドミナント(優位)に現れるというものです。

緊張したり、あがったりした時でも、適切な行動を取れるかは、体の使い方、つまり、いかに練習を積んできたかが密接に関係しているようです。

十分な練習がなされていれば、「社会的向上」が起こり、パフォーマンスは、より向上する。

練習が不十分な場合は、「社会的抑制」が起こり、パフォーマンスは、低下するようです。

覚醒水準について

覚醒水準とは、体の神経系がどれくらい活発に動いているかを示す目安です。

眠い時は、覚醒水準が低い状態です。

逆に、体がバリバリ動く時は、覚醒水準が高い状態です。

あがっている状態の時は、呼吸や脈拍が早くなり、発汗、喉の渇き、手足の震えなどの身体的症状と、不安感、焦り、注意散漫などの心理的症状が現れます。

覚醒水準が高まりすぎても、パーフォーマンス力は低下します。

あがりの状態の場合は、興奮を収める、リラクゼーションが必要になります。

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あがりの場合には、ゆったりとした呼吸、アロマを嗅ぐ、マッサージ、水を飲む、リラックスできる音楽を聴くことなど、興奮を収める対応が必要です

反対に、覚醒水準が低い場合は、「のまれ」の状態で、体が思うように動かなくなり、パフォーマンス力は著しく低下します。

のまれの場合は、アップテンポの音楽を聞いたり、大声で鼓舞したり、拳をふりあげたり、ジャンプするなど血流をあげることが必要になります。(サイキングアップといいます)

「あがり」か「のまれ」かで、対応の仕方が違います。

イメージトレーニングについて

イメージトレーニングというと、相手を想定してのシャドウボクシングや、体操の内村選手やフィギュアスケートの羽生選手が、怪我をしている期間に頭の中でイメージで練習していたことが浮かびます。

脳は、現実で起こった事と頭の中でおこった事を、鮮明に区別できないようです。

司令塔の役目をする頭の中で、イメージの力で何度も何度も練習を繰り返すことが、実は、体をよりスムーズに動かす大きな力を生むようです。

トラウマがある場合

過去の失敗がトラウマとして記憶に残り、過剰な緊張を引き起こしてしまうケースもあります。

自分の頭の中では、失敗として記憶されているかもしれませんが、別な見方や、考え方があるかもしれません。

ドミネント反応が示すように、練習がもっと必要だったのかもしれません。

「失敗は成功の元」とエジソンが言うように、次の大きな成功のために、修正が必要だったのかもしれません。

人の数だけ、意見があるように、周りの反応もいろいろです。

大事なことは、あなたの欲しいものを手に入れることです。

失敗ではなく、成功のための始まりと、イメージの力を借りて書き換えることができたなら、次のチャレンジの始まりです。

呼吸は一番大事

緊張した時に、呼吸は浅く速くなります。

周りの雰囲気に飲まれている時の呼吸は、浅く軽いです。

呼吸が不十分な場合、酸素が体の中に取り込まれず、パフォーマンス力は低下します。

深いゆったりとした呼吸をすることで、緊張や興奮していた身体は、落ち着いていきます。

そして、外に向いていた意識を内向きにして、自分のために使いましょう。

ゆったりした呼吸に身を任せることで、心と体は安定し、練習の成果がじゅうぶん発揮できます。

まとめ

日本人は、真面目で、他者への意識が強い国民性があり、失敗することへの恐れが出てしまう。

緊張や興奮状態では、よく取られてきた行動を取りやすいので、練習することは大事。

あがりの時は、リラクゼーションして、緊張をほぐす。

のまれの時は、サイキングアップして、体が動くようにする。

イメージ力を利用して、良い状態を何度も頭の中で反復する。

ゆったりした呼吸で体を落ち着かせ、外向きの意識を内向きにして、心と身体を一体にすると、パフォーマンス力が上がる。

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