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子どものセルフコントロール(自制心)を調査する実験として、アメリカのスタンフォード大学の心理学者ウォルター・ミシェルらの「マシュマロ実験」(マシュマロテスト)があリます。

子どもが、テーブルの上のおさらに、マシュマロが一つだけある部屋に一人残され、

「テーブルの上にあるマシュマロは、自由に食べても良いけれど、

私が戻るまで、食べずに我慢できたら(15分間)、後でもう一つあげるよ」

と、言われます。

さて、あなたなら、どうしますか?

食べますか?

それとも我慢して、あとで、2個もらう?

マシュマロではなく、好きなものなんでもよいので、置き換えて、考えてみてください。

食べますか?

待ちますか?

・・・・・・・・・・・?

この実験は、4さいの子どもを一人部屋に残して、観察されました。

・またずに、すぐ一個食べた子ども。

・マシュマロを眺めたり、撫でたり、触る子ども。

・マシュマロを見ないように、後ろを向いたり、目をそらした子ども。

・目を手で覆った子ども。

・足をバタバタさせたり、机を蹴ったりした子ども。

・髪の毛をいじる子ども。

子どもにより行動や待つ時間に個人差がいろいろ出ました。

最後まで、食べずに、待てた子どもは、三分の一いました。

ウォルター・ミシェルは、12年後の子どもたちを調べました。

すると、我慢できた子どもたちは、社会的経済的に高い地位にある傾向があったそうです。

この実験は、かなりおおまかで、限定的ですが、セルフコントロール(自制心)の強さが、将来の社会的成果と関連があると結論づけています。

ちなみに、なるべくマシュマロを見ないようにしていた子どもの方が、待てました。

マシュマロを触ったり、いじったりしてしまうと、食べてしまうようです。

子どもなりの知恵で、見ないという選択を選んだことが、勝因となりました。

ウォルター・ミシェルは、脳には、2つの重要な部分があると言っています。

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即座の満足を望むホットな部分(辺縁系)とクールでゴール思考の部分(前頭前野)。

ホットな感情とクールな理性とも訳せます。

ウォルター・ミシェルは、自制心の秘訣は、前頭前野(クールでゴール思考の部分)を最初にキックするよう訓練することと言います。

クールでゴール思考の脳を動かすためには、「燃える目標」が必要とも言います。

マシュマロを2個もらうために、1個のマシュマロを見ないという選択をした子ども。

マシュマロを2個もらうために、自分の目をおおった子ども。

マシュマロを2個もらうために、気を散らそうとした子ども。

「マシュマロ1個ではなく、2個もらうぞ」というホットな目標をたて、自分なりにクールに考え、懸命に行動した子どもが、将来成功を収めるようです。

→マシュマロ・テスト――成功する子・しない子 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)Amason

→マシュマロ・テスト 成功する子・しない子 (ハヤカワ文庫NF) [ ウォルター・ミシェル ]Rakuten

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