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NHKのウワサの保護者会で、恋愛や交際が始まる中高生の保護者の皆さんが集まり、性の問題を親子でどう考えるか放送していました。
それによると、高校生の性行動に関する調査では、女子学生の4人に1人、男子学生の7人に1人の割合で、性交を経験しているという結果が出ていました。
インスタに「お泊り、ナウ」と、楽しげな写真がアップされていたり、過激なアダルト動画やビデオの影響など、誤った情報も多く、保護者の心配はつきません。
今後も、性交の低年齢化や割合は、増加していくと考えられます。
が、そんな中、親が一方的にダメと禁止し、タブー化してしまうと、悩みや問題が起きた時に、深刻化してしまうことが考えられます。
相談し合える関係が大事だとわかっていても
情報が氾濫する中、親子であるがゆえに、話しにくい性の問題を
どう子どもと話し合うか?
NPO法人ピルコン代表 染矢明日香さん、元和光高等学校保健体育教師・元一橋大学講師 村瀬幸治さんが、とても良いアドバイスをされていました。
性の問題は、思春期に限らず人生の問題として捉えることに、答えはあるようでした。
女の子の問題
女子学生の問題として、好きな人に性交を求められた時に、「断ったら嫌われてしまうので断れない」という意見が多かったようでした。
経験したことのないことを判断することは、本当に難しいことです。
たとえ、性教育で、避妊の方法や自分を守ることの大切さを学んでいたとしても、その場で冷静に判断することは、大人でもなかなか難しいのではないでしょうか。
純粋で、ピュアな高校生だからこそ、相手に嫌われたくないからと、相手の求めるまま応じてしまうことはかなりあるようでした。
女性の不安で、一番にあるのは、妊娠してしまうことです。
10代で中絶することになれば、子宮を傷つけることになり、体への負担が不安となり頭をよぎります。
妊娠・出産を覚悟したとしても、経済的問題や子育ての不安が頭をよぎります。
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何れにしても、いろいろな不安や心配が頭をよぎることは確かです。
NPO法人ピルコン代表 染矢明日香さんは、講演会で、「いや」と感じたら、「いや」という素直な思いを話すことは、とても大事なことと教えてくれます。
確かに、性交の時だけでなく、人生の大事な時に、自分の思いや願いを伝えたり、話すことはとても大事なことに思います。
それは、自分を守ることにもつながりますし、自分を傷つけず生かすことなのかもしれません。
「悩んだ時には、良い悪いで考えるのではなく、自分が幸か不幸になるかで考えなさい」と教えてくれたのは、元和光高等学校保健体育教師・元一橋大学講師 村瀬幸治さんです。
この意見には、保護者の方々も、それなら親子で話し合えると好評でした。
男の子の問題
過激な動画やアダルトビデオが、ネット上に氾濫している問題について、父親としてどう対応して良いかわからないという意見が出ていました。
元和光高等学校保健体育教師・元一橋大学講師 村瀬幸治さんによると
アダルトビデオは、大人用に作られており、子ども用ではないことに注目していました。
アダルトビデオを見ると現実と錯覚してしまいますが、
現実ではなく、作られたもので、
出演している女性は、お金をもらって出演していますし、お金のために仕方なく出演している人が多いことをあげていました。
現実にはありえない妄想の世界と子どもに伝える責任が、大人にはあります。
さらに、村瀬さんは、性交を人間関係と考えることが大事と伝えています。
性交を人間関係と考えると、相手への敬意の大切さを伝えることができます。
好きな人とどういう人間関係を作りたいか、人生という大きな枠組みの中で、ぜひ子どもと一緒に考えて欲しいとのことでした。
大人に近づきつつある子どもたちに、親は何を伝えるべきか?
悩んだ時は、良い悪いではなく、幸か不幸かで考えること。
性交は、人間関係。
相手の人とどういう人間関係を作りたいかで考えること。
自分の考えは、相手に伝えて良い。
嫌と言える人間関係が、とても大事。
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