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難聴は、年を重ねるにつれ、誰でも起こりうるものです。
聴力の低下は、30代からすでに始まっており、難聴が進むにつれ、聞こえる音が減っていきます。
加齢による難聴は、一般的に高い音から聞こえが悪くなります。
あいうえおの母音は聞こえるが、子音を聞き取る力が低下していきます。
例えば、しちじ(7時)と いちじ(1時)の聞き違いがある。
難聴のサイン
自動車の中での話がよく聞こえない。
人の話し声が小さく感じる。
携帯の呼び出し音に気付かないことがある。
テレビの音が大きくなった。
大声で話す。
声をかけても返事がない。
何度言っても気がつかない。
同じことを繰り返して聞くようになった。
会議や習い事で話が聞き取れない。
電話の声が聞こえずらい。
話が、すれ違う。
勘違いが多くなる。
聴覚情報と脳の関係について
会話(コミュニケーション)は、耳に言葉が入ることから始まります。
耳で、言葉を聞いて、脳で考え、言葉を返します。
つまり、耳に入る情報は、脳が考えるための大事な情報源です。
また、耳で得た情報により、楽しい、嬉しい、悲しい、怒りなどの情動を引き起こします。
聴覚が衰えるということは、コミュニケーションが困難になり、危険の察知や周辺環境の把握が難しくなります。
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大事な情報が得られないことで、不安や憂鬱、意欲の減退、楽しみの制限、孤立がおこります。
そのため、人との交流や社会との関わりが減り、思考や認知機能の低下に繋がります。
難聴が進むとどうなるか?
会話の聞き取る力が低下すると、コミュニケーションが億劫になってきます。
聞こえないことがストレスになり、イライラし、情緒が不安定になります。
人と話すことが嫌になり、引きこもりや社会からの孤立化が起こります。
聞こえないことで、注意力や記憶力が低下します。
聞こえの目安
軽度・・・二度聞きしたり、聞き間違えることがある。(認知症リスク2倍)
中等度・・・大きめの声でなければ聞き取れない。(認知症リスク3倍)
高度・・・耳元での大声でなければ聞き取れない。(認知症リスク5倍)
重度・・・耳元での大声でも聞き取れないことがある。
補聴器の必要性について
難聴の進行をそのままにしておくと、コミュニケーションや情報が不足し、どんどん孤立していきます。
最終的に、認知機能の低下や鬱を発症するリスクも高まります。
補聴器で、音を脳に届けることで、会話が活性化し、思考が充足し、心理的に安定し、生きる意欲・社会への参加意欲も高まります。
補聴器を上手に使いこなすために、軽度からの使用が理想です。
補聴器の形、仕組み、値段、お手入れ、選び方で注意することについての記事もあります。
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