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光の画家と言われるフェルメール展に行ってきました。

フェルメールが生きた17世紀のオランダは、空前の絵画ブームで、裕福になった市民がこぞって絵画を求め、素晴らし作品がたくさん誕生しました。

43歳で亡くなったフェルメールの作品は全部で35点と言われています。

その中で、6点が5月12日まで大阪市立美術館で、見ることができます。

「フェルメール展」は、フェルメールと同じ時代のオランダで活躍した画家たちの作品も見どころです。

フェルメールは、画家であると同時に、父親から譲り受けた宿屋と画商も営んでいました。

当時は、画家が画商を兼ねることは一般的だったようです。

フェルメールは、11人もの子どもがいましたが、裕福な義母のおがげで、子どもたちを養う事ができました。

また、フェルメールブルーと言われる高価なラピスラズリを使った絵も、裕福な義母の援助のおかげで、描く事ができました。

晩年は、1672年の英仏との戦争により、オランダ経済が低迷し、若手の画家の台頭もあり、フェルメールの絵は売れなくなり、不遇の時代を過ごします。

没後、妻が自己破産して、あのモナリザの絵画と並び称される「真珠の首飾りの女」などが、パンの未払金と引き換えにされたりします。

フェルメールの作品は、当時は人気でしたが、作品数が少なかったことと、作品の多くが個人所有だったため、長い間、世間の目に触れる機会はありませんでした。

没後200年、フランスの美術家に見出され、フェルメールの名声は一気に世界に知れ渡ります。

今や、17世紀のオランダを代表する画家レンブラントと並び評されます。

6作品の見どころ

「マルタとマリアのキリスト」

聖書のマルタとマリアの話を描いた作品です。

テキパキ働くマルタと何もしようとしないマリア

マルタは、イエスにマリアをいさめてくれるように頼みます。

でも、イエスは、マルタに、マリアは自分にとって良い方を選んでいるだけで、それを取り上げてはいけないと言います。

つまり、イエスは、自分のやり方だけが正しいと思うマルタに、マリアにはマリヤのやり方があるということを教えています。

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「取り待ち女」

フェルメールが24歳の時の作品です。

聖書の放蕩息子をモチーフにしていると考えられています。

左のベレー帽の男性は、フェルメールの自画像ではないか?と言われています。

「リュートを調弦する女」

女性が来ている黄色い服は、実際にフェルメールが所有していた服です。

黄色い服を着た女性のモチーフを他にも描いています。

窓から差し込む光が、女性の顔を明るく照らし、陰影が見事です。

「手紙を書く女」

当時のオランダでは、手紙やラブレターののやり取りが盛んでした。

女性の柔らかな微笑みから、女性が書いているのは、恋文でしょうか。

フェルメールの妻であるとする専門家もいます。

「恋文」

ブリュッセルの展覧会で盗難にあい、犯人がキャンバスを切り裂き、修復に1年もかかった作品です。

恋文を受け取った女性とお手伝いの女性を描いた作品です。

恋に翻弄される様子が、部屋の乱雑さから伺えます。

絵に物語がある作品です。

「手紙を書く婦人と召使」

この絵も盗難にあっています。

手紙の内容は、背景の絵が暗示していることが多いようです。

子どもの絵が後ろにあるので、手紙の内容は子どものことでしょうか・・・。

手紙を書き終えるのをお手伝いの女性が待っている様子ですが、窓の外には、どんな光景があるのでしょうね。

フェルメールの絵は、日常を描いているので、それぞれに物語があり、想像を巡らせると楽しいですね。

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