スポンサーリンク
スマートフォンやパソコン、タブレットなどは、大人だけでなく、子どもも、大変便利な道具として、利用価値はますます高まるばかりです。
連絡手段としてはもちろんのこと、調べ物、ショッピング、動画、ゲーム、音楽、写真、TV、映画、本。
様々なアプリを使えば、健康管理やスケジュール管理までしてくれます。
ゲームは、オンラインで24時間一緒に遊べる友達を探すことができます。
ネット環境さえあれば、世界中の人やものと、いつでも簡単に繋がることができるようになりました。
便利になる反面、長時間没頭するあまり、家族との関わりが浅くなり、一日中部屋にこもり、学校生活に支障をきたすことにもなります。
日常生活が滞り、ネットやゲームをしていないと不安になったり、イライラしたり、睡眠時間を削ってまで、しはじめると、依存症という診断を受けることになります。
親は、子どもが上手にネット社会と付き合えるようになってほしいですね。
では、どうしたら、子どもがネット社会と上手に付き合えるようになってくれるのでしょうか?
子どもに、何も教えず、スマホやPCやタブレットを与えるのは、泳ぎ方を教えることなく、海で泳がせることと同じくらい、危険で冒険的です。
自由に与えてしまってから、制限をかけるのは困難です。
始めに、きちんと条件やルールを決め、ルールに従い使い始めることが大事です。
ルールや条件の中で、セルフコントロールを高める方法として「時間制限法」が効果的と言われています。
時間制限法
時間が来たら、自分の行動をやめるという脳の実行機能を訓練するやり方です。
食事や遊びで、時間が来たら、おしまいにする。
つまり、時間で自分の行動を制御していくやり方です。
脳の中では、行動の制御と感情の制御は同じレベルです。
そのため、時間によって行動を制御することを覚えることで、感情のコントロールもできるようになるというやり方です。
やりたいけど、時間が来たから、自分でやめることができたら、感情の制御、気持ちのコントロールは成功したことになります。
スポンサーリンク
スマホ・PC・タブレットの使用ルールについて
0、スマホ・PC・タブレットは、子どものものとしない。親が貸したもの。
1、一定のルールや条件を決める。
2、ルールや条件は、買う前に決める。
3、使用場所を決める。(リビングでの使用が望ましい。子ども部屋に自由に持ち込んでしまうと、年齢が低いほど、セルフコントロールが機能しにくい)
4、時間制限を決める。(ゲームの場合は、一日30分とするより、日曜日に2時間とする方が現実的。なぜなら30分で終了できるゲームが少ない。ゲームの種類や何をどう使うかについては、危険性も含め、よく話し合ってください。)
5、セキュリティー、フィルタリングは、必ずつける。
6、ゲームに使えるお金は、おこずかいの範囲と決めておく。
7、ルールや条件は、口約束ではなく、契約書として残す。見えるところに、貼っておく。
8、違反があった時のペナルティーについては、話し合いで決めて、実行可能なペナルティーにする。(1日、3日、1週間使えないなど)
9、子どもに約束させるだけではなく、親もきちんとルールは、守る。
10、問題があれば、すぐに相談しあう。原因追求よりどうしたら良いか対策を大事にする関係。
11、夏休み、冬休み、春休みなどの長期休暇は、体験重視の過ごし方を考える。ゲーム機の長期休暇使用ルールも作る。
12、現実世界の体験を増やし、家族関係を大事にする。
13、子どもの方が、あっという間に使いこなします。親もキャッチアップできるように、ちゃんと勉強しましょう。
14、家族の普段の会話を大事にする。
15、子どもの様子をちゃんと日々観察する。
まとめ
スマホ・PC・タブレットを与える時は、ルールや条件を決めて、セルフコントロールができる環境作りを考える。
時間が来たから、自分でやめるという選択ができるようになれば、感情のコントロールができた証拠。
スマホやPCやタブレットより楽しい体験や親子関係を作る努力をする。
親は、日頃から、子どもの変化に気づけるようにする。
子どもがゲーム依存・ネット依存になるのは、周りとの関係がうまくいっていない寂しさが根本にあります。
周りとの関係はどうか、仲間や家族との絆作りを考え、
子どもの寂しい・悲しい・愛してのサインをきちんと受け取ってあげましょう。
スポンサーリンク